学生ローンとは、学生向けの消費者金融です。
奨学金などの低金利の借入ではなく、アコムやアイフルなどの消費者金融とおな高金利17%以上の借金です。
では、「学生ローンを利用することでクレジットカードの審査に影響するのか」ということについてはどう考えればいいでしょうか。
本ページでは「学生ローンがクレジットカード審査に影響する理由」について解説します。
学生ローンの利用はクレジットカード審査に影響する
大前提として、学生ローンは借金です。そのため、返済残高がある場合、クレジットカード審査に影響します。
ただし、以下の場合は学生ローンを利用中でもクレジットカードを作れる可能性があります。
クレジットカードが作れる例
- 留学費用で学生ローンを使っただけ
- 毎月の返済を滞納なく続けている
- 他に借金はない
ただし、安定収入がない学生が借金を抱えているという状況は、クレジットカード審査にマイナスの影響を与える可能性があります。
※学生に限らず、安定収入がなければ審査が厳しくなるのは当然でしょう。
それなら「クレジットカードを申込する時に「借金なし」と嘘を書いて申請すればいいんじゃん?」と思った人は要注意。
学生ローンなどの貸金業者からの借金は、クレジットカード会社に筒抜けとなります。
さらに、嘘の申告は虚偽罪に問われる可能性もある、ということも覚えておきましょう。
なお、学生ローンを利用していれば100%クレジットカード審査に通らないという訳ではありません。各クレジットカード会社の審査次第です。
ただし、虚偽申請すれば100%審査落ちしますので、正直に申請した方がクレジットカードが作れる可能性が高くなります。
少額の借入でもクレジットカード審査に影響する
結局のところ、クレジットカードを作れるかどうかは、クレジットカード会社の審査次第です。
※ブラックリストに登録されていない限り、100%審査に落ちるとは断定できません。
なぜなら、各クレジットカード会社によって審査基準が異なり、その審査基準は公表されているものではないため、確認のしようがないから。
唯一確認できる方法は、実際に申込申請してみることでしか確認できません。ただし、クレジットカードの複数同時申込みはNGです。
クレジットカード会社の立場からすると「何社にも申請しまくってるって、この人やばくね?」って思われちゃいますよね。
クレジットカード利用の現金化など、不正利用される危険性もあるし、貸し倒れのリスクすら懸念されます。疑わしい人にクレジットカードを発行するメリットなどありません。。
クレジットカード申請は半年に1回程度にしましょう。
※申請履歴は信用情報機関による半年間保管されるため。
総量規制によりクレジットカード審査が不利になる
貸金業法には“総量規制”という決まりが定められています。
総量規制とは、「金貸業者・クレジットカード会社は、会員の年収の3分の1を超える貸付をしてはいけない」という禁止事項です。
年収90万円の学生の場合
金貸業者・クレジットカード会社からの借入可能額は総額30万円のみ。
※ただし、クレジットカードのショッピング枠は総量規制対象外。
例えば、借入がほとんどなくても、毎月の返済を滞納ばかりしている人は、例え年収が1,000万円あっても審査落ちする可能性は十分にあります。
学生ローン以外でクレジットカードが審査落ちする原因とは?
「学生ローンは返済し終わっているのになんで!?」という人もいるかもしれません。
つまり、アルバイト収入がっても安定収入とは認められず、借金の有無とは関係なく審査落ちしている可能性があります。
学生専用クレジットカードの審査に落ちた人は、以下に該当する可能性があります。
- 学生ローンの返済を滞納した
- 携帯電話料金の支払いを滞納した
- 家賃を滞納した
つまり、“滞納”が原因。詳しく見てみましょう。
学生ローンの返済を滞納した
現在はすでに返済し終わっている学生ローンでも、返済中に滞納したことがある場合、信用情報機関が管理する信用情報に滞納履歴が記録されます。
学生ローン会社が加盟する信用情報機関
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 株式会社日本信用情報機構(JICC)
つまり、上記の信用情報機関が管理する信用情報に滞納履歴が記録されている状態です。
特に、定職に就いていない&安定収入がない学生にとって、他にプラス評価とされる理由がないため、滞納履歴はクレジットカード審査に致命的な影響を及ぼします。
携帯電話料金の支払いを滞納した
現在では、多くの人がスマホ機種代を分割払いにして毎月の利用料金と一緒に分割された端末代を支払っていると思います。
この場合、スマホ機種をローンで購入していることになります。
先ほどの学生ローンの場合と同じく、スマホ機種代のローンであっても信用情報に借入支払い情報が登録されます。つまり、借金です。
毎月の支払いが1万円だけ。その支払いが数日遅れただけでも、信用情報機関が管理する信用情報に滞納履歴が登録されます。
※信用情報に記録された滞納履歴は2年間保管されます。
ただし、それだけではありません。
携帯料金の請求を3ヵ月以上滞納すると、ブラックリストに登録されます。
※ブラックリストは異動情報として信用情報に最低5年間記録が残ります。
詳しくは、楽天モバイルの料金未払いで強制解約されると…再契約できる?電話番号は使える?のページをご確認ください。
家賃を滞納した
賃貸契約する時に、オリコやライフカードなどの保険会社への加入の契約書を賃貸契約とは別に提出していませんか?
すべての賃貸物件に当てはまる訳ではありませんが、最近では家賃滞納のリスクを避けるため、大家さんもしくは管理会社が保険会社と契約しているケースも増えいます。
このような賃貸契約をしている場合、家賃を滞納することで信用情報機関に滞納履歴が登録される恐れがあります。
とはいえ、クレジットカードや学生ローンの滞納よりも、滞納が緩いため、よっぽど悪質ではない限り、保証会社が仲介することはないでしょう。
※大家さん(管理会社)の“さじ加減”次第のため、まったく安心できる訳ではありません。
まとめ:学生ローンの滞納・未返済があるとクレジットカード審査に落ちる可能性あり!
学生ローンは借金です。そのため、学生ローンを利用中、もしくは返済中はクレジットカード審査に影響します。
とはいえ、学生ローンを利用していると、100%クレジットカード審査に通らないという訳でなありません。各クレジットカード会社の審査次第です。
ただし、以下の場合はクレジットカードを作ることは、ぶっちゃけ厳しいでしょう。
クレジットカード審査に落ちる例
- 返済残高が年収の3分の1以上ある
- 複数社から借入がある
- 返済を滞納したことがある
どうしてもカードが必要であれば、クレジットカードを諦めてデビッドカードをお作ることをおすすめします。
あえてデビッドカードの不便な点を言うなら、決済の度に通帳記入されることくらい。通帳の利用履歴が見難くなります。。
通帳の問題を除けば、クレジットカードでなければ困る…ということはないでしょう。
※リボ払いやキャッシングの利用目的なら別ですが。。